NICUに入院が決まったら、必ずやるべきことが母乳を搾乳すること。
母乳の出方は個人によって異なりますが、量が多い少ないに関係なく、搾乳する必要があります。
また、バセドウ病の持病のある私は薬の服用もあり、薬剤師と助産師との面談の際に「服用量が多いので、服用後6時間は空ける必要がある」と言われました。
その状態をNICUの担当医に伝えると、データや論文などを細かく調べてくれて赤ちゃんへの影響が少ないこと・NICUに入院している赤ちゃんには人工乳よりも母乳を用いた方が安全であるということから搾乳した母乳を少量でも届けてほしいということを告げられました。
実際に、母乳パックを初めて使ったNICU入院経験がある親目線でどんな母乳パックがおすすめかお伝えしていきます。
産院によっては指定された母乳パックを使用する病院もありますが、特に指定されていない方はぜひ参考にしてみてください。
母乳パックおすすめランキング
商品名 | 公式サイト 価格 |
容量 | 枚数 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
カネソン 母乳バッグ |
2,530円 (50ml/50枚) |
25ml・50ml・100ml・ 150ml・200ml |
10枚・20枚・50枚 | |
ピジョン 母乳フリーザーパック |
2,200円 (40ml/50枚) |
40ml・80ml・160ml | 20枚・50枚 | |
メデラ 母乳保存バッグ |
2,090円 (180ml/50枚) |
180ml | 20枚・50枚 |
※スクロールします
カネソン 母乳バッグ
40年以上にわたって多くの産院で取り扱いされている母乳パック。
サイズバリエーションが豊富で、NICUに入院したばかりの赤ちゃん向けの25mlもある。
サイズ | 25ml・50ml・100ml・150ml・200ml |
---|---|
留め方 | 接着テープ |
枚数 | 10枚・20枚・50枚 |
素材 | ナイロン/ポリエチレン |
母乳を入れたあとにクルクルと折り畳むだけで空気が抜けるので、手軽で確実に母乳を密閉保管可能。
解凍した母乳を哺乳瓶に移し替える時も先端が細くなっていて、注ぎ口が斜めなので使いやすさも簡単。
シール付きで日付や名前・容量の記入ができるのでNICU入院中も重宝しました。
ピジョン 母乳フリーザーパック
たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2021年・母乳保存グッズ部門第1位獲得。
国内シェアNo,1の実績もあり。使い慣れたプリーザーバッグと同じ形式のチャックタイプで使いやすさも◎
サイズ | 40ml・80ml・160ml |
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留め方 | チャックタイプ |
枚数 | 20枚・50枚 |
素材 | ポリエチレン/ナイロン |
ピジョンの哺乳瓶を使っているなら、哺乳瓶への移し替えも切りやすく・注ぎやすいから衛生的。
折り返す必要がなく、チャックを閉じるだけで保存ができるので使用方法も使い慣れた感じです。
ただ、私のように母乳の出が悪いママにはやや使いにくいです。(1回の搾乳分が40mlに満たないため…)容量分の母乳が出る人・搾乳機や哺乳瓶がピジョンの人は使いやすいと思うな。
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メデラ 母乳保存バッグ
NICUや母乳外来でも使用率が高いメデラの搾乳機でも有名なスイスブランド。
マチ付きで母乳バッグ自体が自立するのでコンパクトに保存が可能で、180mlサイズなので母乳の出が良い人におすすめ。
サイズ | 180ml |
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留め方 | チャックタイプ |
枚数 | 25枚・50枚 |
素材 | ポリエステル/ポリエチレン |
母乳パック自体が自立するタイプなので、しっかりしているから量が多く取れる人には1番使いやすいかも♪
ただ、サイズが1種類しかないので量が取れない人や搾乳時の母乳量が安定していない人にはもったいないことも…。
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母乳バッグの選び方
NICUに入院したことをきっかけに初めて母乳バッグを使用する人も多いのではないでしょうか?
多くのメーカーから出ている母乳バッグを選ぶポイントをご紹介します。
①サイズは飲む量に合わせて!
NICUやGCUに入院中の赤ちゃんは、飲む量も少ない状態からスタートします。
我が子は1㏄から始まって1週間で7㏄、2週間で19mlへと1回辺りの飲む量も変わってきます。
お母さんも入院中は病院の指示によって異なりますが、私の入院していた病院ではお母さんが入院中はシリンジと呼ばれる注射器に母乳を入れて渡していました。
▼シリンジとはこんな物
1度解凍した母乳は解凍方法によっても異なりますが、最大1日で破棄することになります。※病院の管理状況によっては短いことも
たくさん出るからと言って、大きな母乳バッグに入れると飲み切れずに処分することになることもあります。
常に量が安定しない人は特に赤ちゃんの飲む量が少ない内は小分けにして持参した方が良いです。
ただし、病院側もストックできる量に限界があるので、小分けにし過ぎて大量に持参するとそれはそれで破棄することになる場合もあります。
②衛生面を考慮!NICU入院中の我が子の為
NICUやGCUに入院している赤ちゃんは正期産児の子よりも体の機能が成長中に生まれてしまうので、衛生面には必ず気を付けなければいけません。
滅菌処理がされていたり、製造工程で菌に触れないように作られていたりと、配慮がされているものを積極的に選ぶ必要があります。
パックの素材自体に衛生面に考慮されたものや母乳の出し入れ時に雑菌が入らない構造の商品を選ぶ方が安心して飲ませてあげられます。
その点においても今回ご紹介した3つの母乳バッグは衛生面にもかなりのこだわりがある商品ばかりです。
費用が掛かるからと安いメーカーの母乳バッグの中にはやや不安のある商品もあるので、お母さんとしてしっかりと見極めて準備をするようにしましょう。
また、常に3時間起きに搾乳するからと言ってまだ使用していない新しい母乳バッグをむやみに開封した状態などで放置したりすることもしないように気を配るのも、入院中の赤ちゃんのために配慮することも大切です。
使う量に合わせて枚数を選択
使い始めは使い勝手も分からず、使用方法に慣れるまでは扱いもやや手こずるのが母乳バッグです。
我が子のように940gと小さく産まれた場合、数か月の入院生活が待っています。
赤ちゃんの成長などによっても異なりますが、退院の目安は出産予定日前後です。
数か月の入院の場合はその間はNICUやGCUに冷凍した母乳を届け続けることになるので、枚数が多い方が少ない量よりもお得ではありますが、使いにくい母乳バッグを大量に購入してしまうと損をしてしまうことも…。
自分が使い慣れるまでは枚数の少ない物を選び、使い慣れたり量が安定して来たら多い枚数のものを購入して使用する方が損なく母乳バッグを使えますよ。
まとめ
私が実際に使用した母乳バッグをご紹介しました。
この他にも、多くのメーカーから出ているので自分にあった母乳バッグを使用するのがおすすめですが合わなかった時に勿体ない感じもしますね。
まずは容量が少なく、少ない枚数から始めると損なく使用できるかもしれません。
NICU入院中は母乳バッグは必須アイテムですので、入院期間や赤ちゃんの飲む量に応じて使い分けるのもいいかもしれません。