バセドウ病が発症して5年。
バセドウ病ではなく、橋本病と言われたのが長女妊娠中の12年前。
女性の甲状腺の病気は、妊娠して初めて分かる人も多いのが現状です。
バセドウ病は赤ちゃんが産めない?
結論から言えば、バセドウ病や子宮腺筋症があっても子どもは産めます!
ですが、流産・早産・妊娠中毒症のリスクが上がります。
理由は未だ解明されていない事も多く不安になりますが、妊娠する事は可能です。
バセドウ病で妊娠しないと聞く事もありますが、バセドウ病は生理不順が起こっている人がいる場合は妊娠しにくいと言う事です。
(私は、バセドウ病ですが生理不順が無かったのでこれには当てはまらなかったです。)
生理不順のあるバセドウ病患者さんは、主治医としっかり相談の上、治療方針を
決める必要があります。
妊娠前にバセドウ病が分かった時、これから先の人生で妊娠できないと諦める必要はありません。
現に、私は妊娠前にバセドウ病の正式な診断を受けました。
バセドウ病の治療方法は?妊娠して分かったらどうすれば良い?
バセドウ病の治療は、①経過観察②投薬③アイソトープ(放射線治療の1つ)④手術の4つの方法があります。
①経過観察
経過観察については、症状や状態にもよりますが半月~1ヶ月置きの血液検査から始まります。
もちろん数値が安定している方は、半年あるいは1年に1度の検査を行う場合もあります。
②投薬治療
バセドウ病の投薬治療はメルカゾールまたはチウラジール/プロパジール(これは同じ成分です)の2種類です。
私は、事前に妊娠を希望していたので、主治医と相談してチウラジールの処方をしてもらいました。
これは、チウラジール/プロパジールであれば、出産後の授乳中でも継続できると言われたからです。
のちに、投薬量が多く妊娠中の薬剤師・助産師相談で6時間以上空けた方が良い可能性があると言われました。
実際に、少量であれば授乳での乳児への副作用はないと論文が公開されています。
ですが、服用している量によっては”赤ちゃんに必ず副作用はない”と言い切れないと言う理由で、服用から6時間以上空けた方が良いと判断され、出産前は母乳とミルクの混合で育てようと決意しました。
メルカゾールを服用している場合に妊娠した時は、薬をチウラジール/プロパジールに変更する必要があります。
これにより副作用が起こりやすい為2~3ヶ月の間は2週間おきに通院が必要になるので、いつ頃に妊娠希望しているかを伝えることで、薬の種類も決まります。
もちろん妊娠は、希望したからと言っていつできる!と決まるものではありません。
ですので、広い視野で考えていつまでに妊娠したいか、したい希望があるかを伝える程度で大丈夫です。
③アイソトープ治療
アイソトープ治療は、長い目で見て妊娠を希望していない人にはこの治療も効果的です。
ですが、放射線物質を率いる治療の為、妊娠中の治療は出来ません。
出産後にも赤ちゃんとの約10分以上の接触を避ける必要があるので向きません。
④摘出手術
摘出手術は、7~10日の入院が必要ですので、手術をする場合は妊娠前のが効果的です。
まとめ
バセドウ病の診断を受けて、妊娠を希望している方や妊娠をきっかけにバセドウ病と診断された方は投薬治療を行うのが一般的と言う事ですね。