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低出生体重児・子どもの予防接種!接種時期はどうしたらいい?

低出生体重児・早産児 予防接種

低出生体重児を産んだママにとって、予防接種は悩みの種の1つですね。

どうしたらいい?

他の子と同じでいいの?

何か特別な注意事項はない?

私も予防接種についてはNICUの担当医とたくさん相談しました。

そこで今回は低出生体重児(早産児)の予防接種について私の経験談を踏まえてお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

低出生体重児の予防接種は基本的に正出生児と同じで良い

基本的にNICUやGCUを卒業する赤ちゃんも予防接種は、他の子同様にスケジュール通りに予防接種を受けましょう。

早産児の予防接種に関して、予防接種ガイドラインでは、「出生時からの合併症がないことを確認の上、以下の要領で接種を行う。予防接種の原則は一般乳児と同様に適用する。ワクチンの接種開始は、出生後日齢、暦月齢を滴 用するIとされており、退院して安定した状態の早産、低出生体重児は、正期産で出生した子と同じ様に予防接種を受けることが勧められます。(予防接種ガイドライン 2008 年改定版 予防接種ガイドライン等検討委員会編 p65)アメリカ小児科学会が提唱している早産、低出生体重児への予防接種についての一般的注意Saari TN. Pediat­rics 112(1 Pt 1):193-198.2003) でも修正月齢ではなく、生まれた日から数えた暦月齢で、正期産児と同様に予防接種を確実に開始していくことが望ましいとされています。引用元:低出生体重児保健指導マニュアル

低出生体重児(早産児)は免疫力が弱いことが多く、病気になってから重症化しやすいリスクもあるため予防接種は修正月齢ではなく、生まれた日から正期産児と同じようなスケジュールで体調に合わせて接種するのが大切です。

小さく産まれて体重が小さいけど副作用はないの?

早産や低出生体貢だからといって、ワクチン接種における 副反応が増加する危険性は、日本の現行ワクチンでは認められていません。引用元:低出生体重児保健指導マニュアル

副作用や副反応は小さく産まれた早産児に限らず、予防接種を受けた際には親として気を付けなければいけませんが、小さく産まれた早産児や低出生体重児だから副作用や副反応が見られるものではないそうです。

正期産児と変わらず予防接種を受けた後30分程度は医療機関などでお子さんの様子を観察することが大切です。

小さく産まれた早産児や低出生体重児で体が小さく体重も成長曲線から大きく外れていても、医師と相談の上で正しい時期に予防接種を受けることで重症化するリスクを避けられる可能性があるので予防接種は市などから案内されるスケジュールに沿って受けた方が良いそうです。

たかモママ
たかモママ
私も小さくて体重が満たないけど、効果がないのではないか?って心配だったけど担当医指導の下、スケジュールを立てたよ♪
担当医
担当医
生ワクチンは4週間、不活化ワクチンは1週間は副反応が起こることがあるから、気になる症状が出た時は医療機関や医師にすぐに連絡してくださいね。

入院が長引いたり、1,000g未満の超低出生体重児で生まれたお子さんの中には入院中に予防接種を受けることもあります。

940gの我が子も入院中にB型肝炎・Hib感染症・肺炎球菌の予防接種を受けました。

里帰りなどで住んでる市町村ではない病院に入院中の方は手続きが必要になりますので、必ず医療機関に相談して接種を受けられるようにようにしましょう。

予防接種のスケジュールは?

子どもの予防接種
出典:予防接種スケジュール- Know VPD!

1歳までは特に予防接種の種類が多く、スケジュールが過密になってしまいます。

個人的に入院中から予防接種が開始されたこともあり、出産してNICUもある総合病院(片道1時間ですが市が提携しているクリニックだったので手続きは不要でした)で予防接種を受けることにしましたが、退院後に出産病院とは別のクリニックや小児科などで受ける場合は医師とも相談して早めにスケジュールを立てると安心です。

予防接種は毎年変わらないの?

産まれた年によって定期接種に変更されたり、任意の接種から助成対象になることもあるので、出生届を出したのちに届く予防接種券や予防接種の案内などを良く確認することをおすすめします。

ちなみに上の子2人の時はB型肝炎は非接種だったし、Hibや肺炎球菌は1回接種だけでした。

たかモママ
たかモママ
予防接種はお子さんが産まれた年によっても異なるので、不安なことや分からないことは遠慮しないで主治医や保険センターなどの保健師さんに相談しよう!

予防接種の接種期限が過ぎた場合はどうすれば良い?

低出生体重 早産 予防接種

それぞれの予防接種には対象月齢が決まっていて、その間に受けるべき定期接種と任意接種があります。

任意接種は行政が推奨しているものではありませんが、厚生労働省などによって認可されているので、費用の一部を助成してくれる接種です。

定期接種は予防接種法に基づいて公費により無料で受けられ、対象年齢が長く設定されているけれど病気などにかかりやすい時期を考慮して推奨している期間が予防接種のワクチンの種類によってはあり、できるだけその期間の早い時期に受けるのが望ましいです。

また、市町村から発行されている定期接種の接種期限を過ぎた場合は、保護者の自己負担にて接種が行えます。

たかモママ
たかモママ
対象期限ギリギリに予防接種の予約をしていたのに、体調不良や発熱で接種できなかった場合は実費にて接種できます。次女も実は2つ実費にて接種をしているものがあります。

つい忘れがで接種期限が長いとギリギリに予約をしてしまいがちですが、5,000~1万円ほど実費で掛かってしまうので早めに予約をして、万が一体調不良などで接種できなくても接種期限内に行えた方が金銭的にも安心ですので早め早めがおすすめ◎

まとめ

予防接種についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?

予防接種のまとめ
  • 予防接種は正期産児と同じでよい
  • スケジュールは先生とも相談してスムーズに
  • 体調不良時も考慮して早めに行う
  • 予防接種の同時接種は医師と相談

低出生体重や早産で産まれた小さな赤ちゃんだからこそ、予防接種を正しく受けることで重症化を予防する手助けになります。

出産した総合病院やNICUがある病院で予防接種を受ける場合は、先生にお任せするのが得策!早産児の赤ちゃんへの理解はもちろん、副反応が現れた時にも安心して任せられる主治医がいる病院で行うとママとしても安心できます。

里帰り出産などで出産した病院が近くなく、近くの小児科などのかかりつけ医を利用する場合も不安なことや心配事を気軽に相談できるクリニックや病院で早めにスケジュールを立てましょう。