我が子がNICUに入院すると決まった時、実は1番不安だったのがその費用…。
24時間体制で機械をたくさん付け、室温や体温を管理してくれるから子どもにとって最高な状態で対応してくれるけれど、その分費用が高額になるのは目に見えていました。
NICUの費用が払えなければ子どもの命にも関わるから、どうにかして費用を捻出しなければ…。
ただでさえ小さく産まれて不安ばかりなのに、お金の心配もしないといけないのは苦しいですよね?
そこで今回はNICUに入院して実際に掛かった費用を公開します。
お住まいや出産した地域によっても異なるかもしれませんが、ぜひ参考にして安心して退院を待ってほしいと思います。
NICUに入院!実際にいくら支払った?
我が娘は、7月22日~10月6日までの2ヶ月+14日(合計76日間)の入院生活でした。
9月17日の夜にはGCUに移動ができたので、NICUに入院していた期間は57日間!
では、76日間の入院費を見てみましょうか…
支払い場所によって明細の種類が異なっていますが4ヶ月分の総額が7,464,140円!
実費で支払った場合、およそ750万円が4ヶ月分のNICU入院費用になります。
もちろん入院が長引いたり、専門的な治療が必要になる場合はさらに高額になります。
高額な医療費…そんなに支払えないんだけど
子どもを助けたい気持ちだったので、正直借金でもするくらいの気持ちでした。
健康保険に加入していれば、未就学児までは自己負担額は総医療費の2割が自己負担額になります。
2割とはいえ、入院日数や受診回数が多いと大きな負担になってしまいます。
子ども(乳幼児)医療費助成制度が使えるってホント?
実はNICUに入院しても「乳幼児(子ども)医療費助成制度」を利用することができます。
▼県内のみ有効で各市町村発行
市町村等によってデザインが異なるので注意してくださいね。
未熟児養育医療制度って何?
それとは別に低出生体重児対象で医療機関への入院費などを助成してくれる「未熟児養育医療制度」も手続きすれば利用が可能です。
この制度が利用できるのは、医師が低出生体重児と認めた満1歳未満の赤ちゃんだけです。
基本的には出生体重が2,000g以下または出生体重2,000g以上でも特別な症状が見られた場合に認められます。
未熟児養育医療制度で対象になるのは?
気になるのは未熟児医療費制度で対応してもらえる内容ですよね?
未熟児養育医療制度で対象になるのは以下の3つです!
- 入院費用
- 入院療養にかかる医療費(保険診療分)
- 食事療養費(ミルク代)
この3つは未熟児教養医療費制度の対象ですので、申請して認められればおむつ代・差額ベッド代・保険適用外の治療など以外は概ね掛かりません。
その他にも高額療養費制度や小児慢性特定疾病医療費助成制度があるので、約750万円の医療費も実質支払った金額は合計23,550円(税込)で収まりました。
まとめ
高度な医療環境で子どもを助けてくれるNICUですが、お金の心配までしなくては…と不安にならなくても大丈夫です!
国や市町村の制度を利用して、しっかりと我が子にだけ集中することができますよ♪
手続きによっては1週間近くかかる場合もあるので、出生届と一緒にすぐに申請することが大切です。
私の住む市町村では手続き不慣れな担当さんでしたが、いろいろな方に聞いたり確認したりして「できるだけ早く対応できるようにします!」と直接病院側に書類などの申請も行ってくれました。